遠藤 12・2最終決戦イケる!


ウイルス性肝炎で離脱していたG大阪のMF遠藤保仁(26)が29日、約1カ月半ぶりに全体練習に合流した。ミニゲームなど、実戦形式も含めたフルメニューを消化。西野朗監督(51)も「ベンチ入りの可能性はある」と話し、浦和戦(12月2日・埼玉)での復帰が現実味を帯びてきた。

 背番号7が仲間のいるピッチに帰ってきた。磐田戦前日の10月6日以来、G大阪での54日ぶりの全体練習は約2時間半。初の実戦形式となった8対8のミニゲームでは、フリーマンとして約30分プレー。足にボールがつかない場面もあったが、アシストも記録した。「悪くない。楽しかった。大きな一歩だと思う」。遠藤の言葉には充実感がにじみ出ていた。

 信じられない早さで、復帰への階段を上っている。10月下旬の入院時は、投薬の影響で吐き気をもよおし、食事を取ることもままならなかった。体重は4キロも減少。そんな状態から、わずかひと月でコンディションを戻してきた。柳田チームドクターは「今季は無理だと思っていた。予想外の回復です」と、驚きを隠さなかった。

デイリースポーツ - 2006年11月29日