ウェズレイ、J1通算100得点にあと3


 Jリーグ1部(J1)広島のFWウェズレイが好調だ。現在、ホームでは、2試合連続で「2得点1アシスト」を記録。得点すればチームも勝つ、うれしいジンクスも3試合に伸びた。「体調もいいし、チームの雰囲気がいいおかげだね」と、自然と言葉も弾む。

 15日、安芸高田市の吉田サッカー公園であった練習では、切れのある動きを見せた。ミニゲームではドリブルから鋭いシュートを連発。全体練習後も、日課となっているフリーキックの練習を若手選手と一緒に続け、笑顔で引き揚げた。

 2003年に得点王を獲得するなど、抜群の得点力を誇る。リーグ通算得点ランキングでも、1試合平均得点は上位。今季も0・62得点と、衰えを見せない。また、得点源だけでなく、供給源の顔も持つ。ここまでチームトップの9アシスト。7月30日のFC東京戦からの15試合で一気に量産した。「チーム全体で連動した動きができている証拠」と振り返る。

 現在、J1通算97得点。過去2人しかいない通算100得点に迫っている。中山雅史(磐田)と並び、リーグトップタイのハットトリック7回の記録を持つだけに、18日の京都戦(広島ビッグアーチ)で到達する可能性も大いにある。「2人しかいない偉大な記録で、名前を残せたらうれしい。ただ、意識しないで、謙虚に試合に臨む」と気を引き締めた。(貞末恭之、写真も)

【写真説明】鋭いシュートを放つウェズレイ(左)。右はDF八田康介


中国新聞 - 200/11/16